冬の北茨城といえば、袋田の滝などを訪れるかたも多いと思いますが、今回の旅は日帰りだったこともあり、太平洋側の観光地を様子見のように回る感じになりました。一か所に長くは留まっていません。
2021年2月に訪れた記録になります。
鵜の岬(伊師浜海岸)
高速を降りたら、鵜の岬に立ち寄りました。親戚が、一度行ってみたいが予約がなかなか取れないと言っていたのを思いだしたのです。一般社団法人国民宿舎協会の令和3年度の調査資料によると、ここの宿泊利用率は全国52の公営国民宿舎のうちの33年連続の1位とのことです。一般社団法人国民宿舎協会というのがあるのだ~とホームページをのぞいてみると、国民宿舎って全国にたくさんありますね!あまり認識していなかったので、是非利用してみたいものです。
朝の光がとても心地よいなか、すぐに青い海と白い砂浜が目に入り開放的な景色に感動しました。このすぐ近くの海岸は伊師浜海水浴場と言って、「白砂青松百選」に選ばれているそうです。アカウミガメの産卵地の北限でもあり、またウミウの渡来地としても有名だそうです。
国民宿舎の予約が取れなくても、日帰り天然温泉施設「鵜来来(うらら)の湯十王」がありますので、日帰りで十分楽しめそうです。また、近くに「物産センター鵜喜鵜喜」で茨城の美味しいものをお土産に買って帰るのはいかがでしょうか。
ここから国道6号線を北上しました。
五浦海岸
五浦海岸は、太平洋の荒波に侵食されできた大小5つの入江が連なり、高さ50mの断崖絶壁が続きます。近代日本美術の発展に尽力した岡倉天心が愛した地として知られ、目前に広がる雄大な太平洋と松の緑に映える赤い建物「六角堂」から成る風景は一枚の日本画と称され、市で最も人気の観光スポットです。「日本の渚百選」にも選ばれており、2014年3月には「岡倉天心旧宅・庭園および大五浦・小五浦」が国の登録記念物(名勝地・遺跡関係)に選定されるなど、国が認める景勝地です。
北茨城市観光協会ホームページより
六角堂まで到着したところ、なんと工事中で入れませんでした。やむを得ず、近くの高台にある公園から眺めた写真です。岡倉天心ゆかりの地、とはよく知らずになんとなく来てしまったが、携帯で慌てて調べてみました。天心が選んだ場所も素晴らしければ、建物の美的感覚も本当に素晴らしいと思いました。六角堂の敷地内からの景色も見たかったです。
磯原海岸
国道6号線沿いに磯原シーサイドホテルがあります。その目の前の海の中から顔を出している島を、二つ島と言います。観光いばらきのホームページによると、干潮時には島に触ることもできるのだそうです。是非ホテルに宿泊し、朝日に照らされる二つ島を見てみたいものです。
小貝ヶ浜 散策路
国道6号線から少し入ったところに駐車場があります。そこから緑地公園を散策できるようになっています。少し歩いてみましたが、なかなかの広さです。駐車場の近くにおしゃれなカフェもありました。
日立駅
「海の見える駅」としてガラス張りの駅舎で有名な日立駅。海を一望できる造りは驚きでした。昼間でしたから人はそんなに多くなかったものの、海が見えるカフェは満席の様子でした。写真を撮っている人もちらほらみかけました。この駅舎は日立市出身の建築家・妹島和世氏の作品で、2014年には鉄道の国際デザインコンペ「ブルネル賞」でも入賞しているそうです。(日立駅のホームページより引用)朝日が昇るときに、是非また来てみたいです。
涸沼広浦・親沢公園
いよいよ夕暮れが近づいてきて、涸沼からは夕焼けがきれいに見えるのでは?と立ち寄りましたが、夕暮れが近づくにつれてカメラを持った人がどんどん増えていきます。全く知らなかったのですが、なんと筑波山と夕焼けの共演が観られる写真スポットだったのです。
太陽が筑波山にちゃんと沈んだので安心して帰途についたのですが、車を走らせてしまってから、夕焼けって沈んだ後の空の色が綺麗だったんだ…と後悔しました。次回はとっぷり日が暮れてから帰ろうと思います。
北茨城の海側を少し急ぎで回った旅になりましたが、どこももう一度ゆっくり楽しみたいと思うところでした。今度はひとつひとつを楽しめる旅をしたいと思います。
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