私は肌のことで結構悩み続けてうん十年・・・。肌ってひとりひとり違うので、美容情報を探してもなかなか良い情報に出会えません。新たな化粧品やせっけんなどを親や友人などから勧めてもらって使ってみても、満足の行くものはなかなか・・・。
そんななか、私の肌が一応正常に近づいてきている方法を公開したいです。
あくまで、私の場合、の情報をお話しさせていただき、誰かの参考になればなあと思います。
乾燥肌で敏感肌、が乾燥しにくい肌に
私の肌に関する悩みは、
- 乾燥肌で敏感肌
- 市販化粧品を使うとかゆみや違和感が出ることが多い
- 日焼けしやすく、すぐに真っ黒になってしまう
などだったでしょうか。
まず私の肌は、昔、基本的に乾燥していました。
そして市販の洗顔料や化粧水を試すと、だめなものはすぐにかゆみを生じ、最初は良かったものでも1週間~1年の間にはかゆくなる、また肌が黒ずむなど何かしらの反応が出たりします。
20代~30代の頃に敏感肌用と呼ばれる基礎化粧品についてかなりの種類を試しましたが、どれも1年経つ頃にはやめざるを得ない状態になりました。
また、紫外線がきつくなる3月~10月には、ばっちり日焼け止めを塗っても、洗濯物を干しているぐらいしか屋外にいなくても肌が黒くなり、南国出身と思われることも時折ありました。日焼けして、さらに乾燥がひどくなる、という悪循環に陥っていました。
私の子供はアトピー性皮膚炎と診断されていたので、しょっちゅう肌荒れを起こしていましたが、基本的に無添加のせっけんを使用し、肌の保湿のためには病院でワセリンが処方され、使ったりしていました。私はアトピー性皮膚炎と診断されたことはないけれど、敏感肌をケアすることとアトピーの子供の肌をケアすることはもしかしたら同じことなのではないかとあるとき思い立ち、自分の肌も同じようにしてみようと決めたのです。
ワセリンを乾燥した肌にそのまま塗るのは、なんだかもっと乾燥しそうですごく抵抗があったため、長年使っている美肌水を塗ってから使用することにしました。美肌水というのは、私が市販の化粧水が合わないために10年以上手作りしている化粧水です。開業医の今井龍弥医師著書の本を読んで、作ってみたところ、娘のアトピー性皮膚炎までは治らなかったものの肌の保湿には大変有効だと思ったものです。私はそれを自分にも使ってみて、市販の化粧水よりもずっと心地良かったので、10年以上使ってきていました。
きちんとした作り方については上記の本などを読んでいただきたいのですが、私が普段作っている美肌水の作り方はもはや手抜きで混ぜるだけになっています。
美肌水の作り方
まず美肌水原液を作ります。尿素25g、グリセリン小さじ1、精製水100mlを空き容器に加えてよ く振って尿素を溶かすだけです。その原液を10倍に薄めて使いますので、スプレーボトルにだいたい1割ぐらい入れ、精製水をいっぱいになるまで入れる、これだけです。気持ちがいいので、ラベンダーオイルを10滴ぐらい足すこともあります。また、10倍、というのも適当で、冬になると5倍ぐらいに薄めてもう少し保湿効果を高めることもあります。
どの材料もお近くのドラッグストアなどで手に入ると思います。尿素については、今井先生は園芸用でもいい、と書いてありましたが、私は一応ドラッグストアのものを使用しています。
お風呂の際に子供と同じように無添加のせっけんで洗い、お風呂から上がったらすぐ美肌水をつけてからワセリンを塗る、ということを3年ぐらい続けているでしょうか。
昨年の冬ぐらいから、冬になると気になっていた肌の乾燥がほとんどなくなっていました。また、たまたまいつもと違う刺激が強めの市販の洗顔料や化粧水、クリームなどを塗っても、全く反応することがなくなったのです。
クレンジングも同時にやめました。だから肌のお手入れが本当にシンプルです、せっけんで洗う→美肌水をつける→ワセリンを塗る、のみ(ワセリンは本当に薄めに塗っています)。
ちなみにせっけんの選び方についても、とにかくあまりたくさん材料が使われてないもの、を選び続けていて、最近は結局オリーブせっけんに落ち着きつつあります。
それと最近は夏はワセリンまで塗らなくても乾燥しないので、美肌水のあとは自作のみつろうシアバタークリームなどを塗っています。
シャンプージプシーを卒業!
肌が敏感なら頭皮も敏感だったのでしょう。パーマやヘアカラーだけでなくシャンプーやトリートメントなどでもよくかゆみが起こってしまい、しかもコシがない猫っ毛であったため常に自分に合うシャンプーを求めて次から次へと買っては試すシャンプージプシーでした。
ワセリンで肌が良化してきたころ、ふと髪の毛もせっけんで洗えばかゆくならないのではないかと思い立ちました。もちろん液体のせっけんシャンプーなども今までには試してきていましたが、今時点で使っている、体や顔がかゆくならない固形のせっけんで洗ってみようと思ったのです。
せっけんで洗うのは少しコツがいるかもしれません。横着な私は、髪の毛を濡らした後、固形のせっけんをそのまま髪の毛にこすりつけ、髪の毛で十分泡立てて洗っています。コツというのは、十分に泡立てないと洗えていない、ということです。
しっかり洗った後は、しっかりすすいで、最後に中和させるため10倍ぐらいに薄めたクエン酸水を全体に行き渡らせ、そのあとさっとすすぎます。リンスの要領ですね。
クエン酸水の作り方
本当に横着な作り方です・・・。500mlペットボトル容器にクエン酸小さじ4杯を入れ、ペットボトルいっぱいに水道水を入れるだけです。使用するときにお風呂の桶にいれて10倍ぐらいに薄めます。
現在1年ぐらい続けていますが、かゆみについては全くないです。コシについては、まあそんなに効果は期待できない感じですが、以前よりは少し髪の毛自体がしっかりしてきた気がします。まあ、かゆみがないだけで、日常生活を営む上で大変心地よいです。今後また変化がありましたらご報告しますね。
冬の時期の手の荒れがほとんど起こらない
これも敏感肌ゆえでしょうか、普通の食器用洗剤を使っているとかゆみを起こしたり、手荒れなどがひどくなり、冬には家事が辛くなるほどにぱっくりと指の先が割れたりしていました。そのため、30代の頃には、私のお気に入りはコープなどで手に入る台所用粉せっけんでした。それを使用していてもやはり冬などは手は荒れていました。
子供のアトピー性皮膚炎の治療のためにワセリンを処方してもらっていたときに、子供に試す前に自分も試そうと思って最初に付けたのはそういえば手指でした。手指のクリームも相当ジプシーをしていたけれど、なかなかいいものもなく適当に付けていました。けれどワセリンほど強力に私の手指の肌をカバーしてくれるものは他にありませんでした。現在は手指が少し乾燥するとすぐに美肌水とワセリンを塗るようにしています。そして手指も本当に綺麗になり、昨年の冬は一度も指先が割れていない気がします。
皮膚にはもともとバリア機能があるものです。過去の私の肌はおそらくその機能がとても弱っていて、頭皮も顔の肌も手指も、たくさんの外部からの刺激に耐えられなかった状態だったのではないかと思います。お風呂や洗い物などで刺激を受けた肌を、すぐに美肌水とワセリンにより強力なバリアを作り続けてあげ、その間に自分の肌がバリア機能を回復することができるようになって正常化していったのではないか、と考えています。
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